この記事では、興味を広げることのメリットとデメリットを紹介します。
皆さんは、何に「興味」がありますか?
関心ある話題や時間を忘れて没頭できる趣味など、様々あるのではないでしょうか。
興味のあることに対しては、自然と体や頭が働きますし、充実感が得られるものですよね。
何に興味を持つかは個性がでるところですが、どれだけのジャンルに関心をもつか、つまり、「興味の幅」も人それぞれだと思います。
ここ最近、私自身の興味の幅が広がったこともあり、このことについて考える時間が増えました。
この記事の目次
興味の幅が広がるきっかけ
そもそも、興味の幅が広がるきっかけはなんでしょうか。
それは、「自分が知り得ない情報を入手できるルートを持っていること」につきると思います。
例えば、SNSや口コミが代表格です。
普段の生活では、自分と考えが近かったり、同じようなバックグラウンドをもつ人と接することがほとんどではないでしょうか。
そのような状況で、新しい分野・ジャンルの情報を得られる確率は低いです。
そもそも興味の幅を広げる意思がない場合は別ですが、広げる意思があるのであれば、情報ソースを確保することが Must です。
私も最近ブログを始めましたが、最初のきっかけは私と全くバックグラウンドの異なる知人との会話でした。
その会話がなかったら、ブログにはおそらく手を出さず、別のことに注力していたと思います。
このように、自分の身一つでは興味の幅を広げることは基本的に難しく、周囲の情報源から影響されることがほとんどなのではないかと思います。
興味の幅を広げることのメリット
上述したように、私自身もブログという新しいジャンルに興味を持ったことで、様々な影響がありました。
この経験を例にとり、興味を広げたことによるメリットを紹介します。
多角的な視点を得られる
ブログという全くの未経験分野に興味をもち、実際に経験することで、視野が広がったことを実感しています。
ブログでは「文章を書く」という作業がメインです。
自分の文章作成能力が向上しつつあるのはもちろん、他人の文章についてもよく読み、意図を汲み取る意識が身につきました。
理由は、文章を書く作業を経験することで、他の人はどうやっているんだろう?という視点に立てるようになったからです。
これまでは、他人の文章はサーッと流し読みすることも多く、時々意図を履き違えてしまうこともありました。
一方、ブログを通して文章作成に注力することで、「文章で人に意図を伝える」という行為を体感することができ、新しい視点を得た気がします。
このように、興味の幅を広げると、これまでになかった新しい視点(多角的視点)を手に入れることができるメリットがあります。
話題が増える
ブログをやっていることは、一部の知人にしか伝えていませんが、話題のネタとしてはそこそこインパクトがあります。
ブログに限らず、”最近○○を始めたんだ” という話題は得てして、意外性やインパクトがあることではないでしょうか。
興味の幅が広がると、その人を特徴づけるアイデンティティが増えることになりますし、周囲に良い印象を与えることができる場合もあります。
その話題を通して、周囲の人たちも興味の幅を広げるチャンスを得るような、ポジティブなサイクルも生まれます。
変化への適応能力が身につく
興味の幅を広げるということは、自分がそれまで関わらなかった新しい分野に手を出すということです。
興味の対象は様々ありますが、自分だけでなく、世の中も日々変わっていくものです。
そのため、自分の興味対象が、突如として失われてしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、興味の幅を広げ、多くのことに関心を持っておけば、時代の変化にも上手く適応することができます。
つまり、興味の対象が全て失われてしまっても、興味の幅を広げる行為自体を身につけていれば、また新しい興味を見いだせるかもしれません。
私は元々、アウトドアの趣味を持っていましたが、コロナ禍の影響で突如として、外出することができなくなってしまいました。
しかし、全く経験のなかったブログに興味を持ち、始めていたおかげで、屋内でも充実感の得られる趣味として楽しめています。
このように、興味の幅を広げておけば、予想し得ない時代の変化にも対応できる可能性は上がります。
興味の幅を広げることのデメリット
私自身は、興味の幅を広げた大きなデメリットを感じていませんが、注意しなければいけないと自覚している点はあります。
全てが中途半端になる
あまりに興味の幅を広げすぎる(多くのことに取り組みすぎる)と、消化しきることができず、中途半端になってしまうリスクはあります。
興味の対象がたくさんあることは良いことだと思いますが、それを実行できるのは基本的に自分の身一つです。
場合によっては、複数人で興味の幅を広げるチャンスもあるのかもしれませんが、なかなかそういった機会はありません。
ちょっとした趣味や関心程度であればなおさらです。
自分自身のキャパシティを鑑みて、適度な範囲で興味の幅を広げるチャンスをものにしていくことが重要です。
あまりに関連性がないと糧にはしづらい
ジャンルにとらわれず多くのことに興味の持つのも良いことですが、あまりに関連性がないことばかりに手を出しすぎると、上手く掛け合わせることができず、消化不良になってしまう場合もあります。
どのような目的をもって、興味対象に取り組むかによっても変わるかもしれませんが、関連性がないジャンルを平行線で取り組んでも、得られるものは足し算にしかなりません。
上述したメリットの1つである、「多角的視点を得る」と関連しますが、興味の幅を広げることの意義としては、その他の分野に活かすことが含まれます。
そのうえでは、興味の幅を広げた先に何をやるか、どのように活かすのか考えたうえで、興味の幅を広げることが重要です。
【結論】 興味は慎重に広げれば良いことばかり
最近の私の経験を例に、「興味の幅を広げること」について考えてみました。
結論としては、「興味を持ち実行した後、どのように活用するのか」をしっかり踏まえる慎重さを忘れなければ、興味を広げることはメリットが大きいです。
私がブログを始めた理由としても、研究者というバックグランドが向いているという、ほぼ確信めいたものがありました。
他には、ストレス発散、自分の考えの整理、副収入など様々な活用を想定しており、なおかつ今の自分の生活でも継続できると考えました。
昨今の状況で、自宅で時間をもてあましている方がもしいましたら、普段自分がやらないようなジャンルに興味を持ってみてはいかがでしょうか?